連休後のデトックス!食べ過ぎリセット方法と翌日の過ごし方
クリスマスやお正月にごちそうを楽しみ、大満足の1日を過ごした翌日には「食べ過ぎたかも」と心配になることもあるかもしれません。食べ過ぎによる身体の負担を軽減し、健康的にリセットする方法として注目したいのが「デトックス」です。
デトックスとは、体内にたまった不要な物質を排出し、体調を整えるための手法です。今回はデトックスのメリットや具体的な方法、簡単に作れるデトックススープのレシピをご紹介します。
【contents】
食べ過ぎによる身体の負担
クリスマスや正月などのイベントでは、普段あまり食べないような料理が並び、カロリーの高い食事や甘く高脂肪なデザートを楽しむことが多いもの。すると体は胃もたれや胸焼け、血糖値の急上昇とその後の急降下による疲労感、腸内環境の悪化による便秘や下痢、塩分過多によるむくみといった不調が起こることがあります。
これらの症状を早めにリセットするためにも、デトックスを取り入れることが効果的です。
デトックスによるメリット
デトックスの本質は、体内にたまった老廃物や毒素を排出し、体が持つ本来の働きを整えることです。これにより以下のような多くのメリットが期待できます。
1. むくみの解消
食べ過ぎ・飲み過ぎの後は塩分や水分量が一時的に体に増え、顔や手足がむくむことがあります。デトックスにより余分な水分やナトリウムを排出することで、むくみを軽減できます。
2. 消化器官のリセット
いつもよりも多い食事量であったり飲酒量が増加したりすると、胃腸や腎臓、肝臓といった内臓は疲弊してしまいます。デトックスでは消化に優しい食事を取り入れるため、消化器官の負担を軽減し、腸内環境の改善にもつながります。
3. 代謝の促進
デトックスは基礎代謝を高めるサポートをしてくれます。特に食物繊維を多く含む食材や水分を取り入れることで腸の働きを活発にし、エネルギー消費が効率的に行われるようになります。
4. 精神的なリフレッシュ
デトックスの過程で、体調が整うとともに気分もスッキリします。「健康的な選択をしている」という意識が自己肯定感を高め、前向きな気持ちを引き出します。
デトックスの基本ルール
食べ過ぎ・飲み過ぎの翌日は、以下の方法でデトックスを行い体調を整えましょう。
これを基本にし、ご自身のライフスタイルに合ったものを取り入れてくださいね。
<朝>:白湯から始める
起床後に白湯を飲むことで体を温め、代謝を促します。その後、スムージーやお粥、ヨーグルトといった固形物でない消化に良いものを朝食にします。食欲がなければ白湯だけにし、無理に食べる必要はありません。
<昼>:野菜中心のメニューを
昼も朝と同様に、消化に良いものを選びます。
スープ、温野菜、フルーツを中心に、低脂肪・低カロリーで食物繊維の多いものを選びましょう。パスタや丼もの、ラーメンなど糖質がメインのメニューはできる限り避けましょう。
<夜>:デトックススープを活用
野菜がたっぷり入った消化に良いスープで体を温め、栄養をしっかり摂りつつも胃腸を休めるようにします。レシピは下記を参考にしてください。
デトックススープを夕食時に取り入れる際に、ご飯やパンなど主食となる穀類を摂るかどうかは、目的や個人の体調によります。
デトックスの目的が胃腸を休めることやカロリー調整であれば、主食はなしにしてスープ単体で満足感を得る方法がおすすめです。野菜が豊富なスープなら、必要な栄養素を補給できます。
主食を摂る場合は、普段エネルギー消費量が多い人や、翌日も活動量が多い場合など。体力が必要な人や空腹感が強い場合は主食を摂ってください。雑穀米、玄米、全粒粉パン、オートミールなど食物繊維の多いものが理想的です。
簡単に作れるデトックススープのレシピ
食べ過ぎをリセットするためのデトックススープは、低カロリーかつ食物繊維が豊富で、体内の老廃物を排出する手助けをしてくれます。消化に良く胃腸に負担が少ないながらも、体を温め栄養をしっかり補うことができます。食物繊維が豊富なので、デトックス時だけでなく普段の食生活にも取り入れることで、腸内環境の改善やダイエット促進にも効果が期待できます。
基本的なデトックススープのレシピをご紹介します。以下の材料のほかに、旬の野菜や魚介類を適宜取り入れても良いでしょう。
材料(2〜3人分)
キャベツ:1/4玉
玉ねぎ:1個
セロリ:1本
トマト:2個(またはホールトマト缶1缶)
ニンジン:1本
ニンニク:1片
オリーブオイル:大さじ1
水:500ml
コンソメ(または無塩スープストック):適量
塩・こしょう:少々
作り方
1: 鍋にオリーブオイルとニンニクを入れ弱火で熱し、ニンニクの香りが立つまで炒める。
2: 一口大に切った野菜を加え、全体に油が回りしんなりするまで炒める。
3: 水、コンソメ、トマトを加え、野菜が柔らかくなるまで煮る。
4: 最後に塩・こしょうで味を整えて完成。
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時事メディカル https://medical.jiji.com/topics/2276
e-JIM(厚生労働省)https://www.ejim.ncgg.go.jp/pro/overseas/c05/07.html
今回のまとめ
クリスマス後だけでなく、年末年始や長期休暇など食生活が乱れやすい時期の後には、デトックスが体調を整えるのに有効です。
ポイントとしては、
●固形物を控え胃腸を休める
●水や白湯、カフェインレスのお茶など水分を十分に摂取する
●食物繊維の多いものや発酵食品など、腸を整える食品を摂る
これらを意識してみてくださいね!