雑学/健康・ダイエットTRIBIA/HEALTH-DIET

週2回のジム通いでもやせない?座りっぱなしの時間が下半身の代謝を鈍らせる理由

下半身の重だるさや体脂肪がなかなか落ちないことがあります。
下半身の重だるさや体脂肪がなかなか落ちないことがあります。

運動不足を解消して体を引き締めるために、休日にジムでしっかり走る、週に数回筋トレに励むといった運動習慣を続けているのに、下半身の重だるさや体脂肪がなかなか落ちないことがあります。

これは、運動量が足りないからでもなく、カロリー消費が少ないせいでもありません。
週に数回どれだけハードに運動していても、日中の大半をデスクワークやソファの上で「座りっぱなし」で過ごしていると、下半身の筋肉が動かない時間が長くなり、体が本来持っている脂肪を処理する働きが鈍くなってしまいます。

引き締まった体を無理なく維持するために本当に必要なのは、たまの激しい運動だけで補おうとすることではありません。日常の中で長時間座り続けることによる「代謝の停滞」を防ぎ、下半身の巡りと代謝システムをこまめに再起動させることです。
そこで今回は、座りっぱなしの時間が体に及ぼす影響と、激しい運動をしなくても日中の代謝を巡らせる実践的なルールについて解説します。

【contents】

座りっぱなしで体の中で起きていること

運動を行う時間と座っている時間は、それぞれ独立して体に影響を与えます。

1日のうちで座っている時間が長かったとしても、「毎日1時間のウォーキングをしているから大丈夫」「週末にジムで汗を流しているから問題ない」と考えてしまいがちですが、実は運動を行う時間と座っている時間は、それぞれ独立して体に影響を与えます。

1日のうち7~8時間以上座りっぱなしの生活をしていると、たとえ朝や夜に1時間の運動を行っていたとしても、残りの長い時間で血流が滞り、代謝が低下した状態が続いてしまいます。

運動で消費できるエネルギーは、1日のうちの一部にすぎません。それ以外の「座っている時間」をどう過ごすかが、体全体の巡りや脂肪のつきやすさに大きく関わってきます。時々の運動だけで取り戻そうとするのではなく、日中に筋肉を固まらせない環境づくりに目を向ける必要があります。

下半身の筋肉が動かないと脂肪の代謝が鈍くなる

全身の筋肉のおよそ6~7割は下半身に集中しています。

全身の筋肉のおよそ6~7割は下半身に集中しています。私たちが立ち上がったり歩いたりしているとき、下半身の筋肉は体重を支えながら常に細かく活動し、血液中の余分な糖や脂肪を取り込んでエネルギーとして活用しています。

また、ふくらはぎの筋肉がポンプのように働くことで、足先まで下りた血液や水分を心臓へスムーズに押し戻しています。しかし、座った状態で下半身が動かない状態が30分以上続くと、下半身の筋肉は活動を休止してしまいます。

すると、血管の内側にある血液中の脂肪をキャッチして分解する働きの仕組みが急激に低下します。その結果、血液中に余分な脂肪や糖が残りやすくなり、下半身の冷えやむくみ、内臓脂肪の蓄積へとつながっていくのです。

代謝が滞るのはこんなケース

集中して作業していると、気づけば1~2時間座りっぱなしだった、ということは珍しくありません。

⚫︎1時間以上座り続ける
集中して作業していると、気づけば1~2時間座りっぱなしだった、ということは珍しくありません。しかし、下半身を動かさない時間が長くなるほど血流の滞りは大きくなり、代謝のリズムを立て直すのに余計な時間がかかってしまいます。

⚫︎脚を組んだり浅く腰掛けたりして姿勢を崩す
脚を組む、あるいは骨盤を寝かせて浅く座ると、太ももの裏や股関節周辺の血管が圧迫されます。ただでさえ滞りがちな血流がさらに妨げられ、下半身の冷えとむくみを引き起こす原因になります。

⚫︎週末の運動だけで帳尻を合わせようとする
平日は朝から晩まで座りっぱなしで、休日にだけ激しい筋トレや長距離のランニングで運動量を確保しようとするのは効率的ではありません。急激な負荷は疲労を溜め込みやすく、平日日中の代謝低下を根本から解決することにはつながりません。

日中の代謝を落とさず巡らせるには

代謝のリズムを落とさないための有効な方法は、こまめに立つことです。

⚫︎30~45分に一度は立ち上がって姿勢を変える
代謝のリズムを落とさないための有効な方法は、こまめに立つことです。タイマーを活用するなどして30~45分に一度は立ち上がり、数歩歩くか、かかとの上げ下げをします。一度立ち上がるだけでも下半身の筋肉に体重がかかり、停滞しかけた脂肪の処理機能が刺激されます。

⚫︎座ったままかかとやつま先を上下に動かす
どうしても席を立てないときは、座ったままで足首を動かします。かかとを床につけたままつま先を上げ下げしたり、つま先を床につけてかかとを高く持ち上げたりします。ふくらはぎの筋肉が伸び縮みすることでポンプ機能が働き、脚に滞りがちな血流を促すことができます。

⚫︎深く腰掛けて足の裏全体を床につける
座るときは椅子の奥まで深く腰掛け、骨盤を立てて足の裏全体をしっかり床につけます。膝と股関節が直角に近い姿勢を保つことで、太ももの裏への圧迫を和らげ、下半身の血流の通り道をスムーズに保ちます。

⚫︎簡単な作業は立ったまま行う
簡単な作業や、ちょっとした調べ物などは、あえて立って行う習慣を作ります。わざわざ運動の時間を確保しなくても、日常の動作を「立ち姿勢」に置き換えるだけで、下半身の筋肉が持続的に使われて基礎的な活動量が底上げされます。

関連記事
厚生労働省「健康づくりのための身体活動・運動ガイド 2023」 https://www.mhlw.go.jp/content/001194020.pdf
https://www.mhlw.go.jp/content/001361383.pdf
NCBI PubMed https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/17827399/
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/14971190/
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/27208318/

今回のまとめ

週に数回ジムへ行くという努力をしていても、1日の大半を座りっぱなしで過ごしていれば、下半身の代謝機能は鈍ったままになってしまいます。
低い頻度でハードな運動を行い無理に消費しようとするのではなく、30~45分に一度立ち上がる、座りながら足首を動かすといった小さなことを習慣化しましょう。
日中の座り時間を細かくリセットし、下半身の巡りを維持することが、無理なく引き締まった体を手に入れるための現実的な近道となります。

Category : 雑学/健康・ダイエット

記事を読んだらバナーをクリック!

にほんブログ村 ダイエットブログ ダイエットの豆知識へ

注目のキーワード

この記事を読んだひとはこんな記事も読んでいます

人気記事ランキング

  • サニーヘルス公式オンラインショッピング
  • サニーヘルス 口コミ・レビュー

画像で記事を探す

  • ダイエットにも筋トレにも欠かせないプロテインの選び方
  • 日本人の魚介類消費量は世界7位まで後退!魚を食べるメリットを見直そう
  • 甘い物=太る は変わるのか?欧米で急増中の「プロテインスイーツ」
  • 人気に火が付くのも間近!?次に注目のスーパーフードはこれ!
  • 何を食べればいい? 太りにくい体を手に入れるマグネシウム摂取法
  • 糖化が太る原因に?見えない老化「AGEs」とダイエット
  • 「豚みたい」は褒め言葉!?動物の体脂肪率ランキング
  • 健康診断では分からない!ダイエットで隠れ貧血になっているかも
  • 太りやすい人の習慣とやせている人の習慣の違い
  • やせない原因は肝臓のコンディションのせい?
  • 外食や飲み会が続いても太らないための当日翌日の過ごし方
  • 糖質に罪悪感も恐れも不要!ギルトフリーに食べる方法
SSL グローバルサインのサイトシール