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シンガポールで「歩くだけで報酬がもらえる」健康施策

歩くことで報酬を受け取ることができるとしたらどうでしょう?やる気が変わってくると思いませんか?
歩くことで報酬を受け取ることができるとしたらどうでしょう?やる気が変わってくると思いませんか?

歩くことが健康やダイエットに効果があるというのは、広く知られていること。しかしそれは分かっていても、人間というものは楽な方へ流されやすく、モチベーションをどう維持するかが最大の鍵ともいえます。
では、歩くことで報酬を受け取ることができるとしたらどうでしょう?やる気が変わってくると思いませんか?そんな施策を国を挙げて導入したのがシンガポールです。

【contents】

歩数による報酬が世界のダイエット常識を変える?

スマートフォンのアプリによって、歩数や運動量、健康行動の記録ができ、歩数目標や活動目標を達成すると Healthpoints(健康ポイント) が付与されます。

シンガポールで近年導入された健康促進施策には、歩数や活動量を評価してポイントや報酬に繋げるものと、歩きやすい環境を提供するものの、主に2つの柱があります。

1つは、政府機関が運営する「Healthy 365」という国レベルの健康プログラムです。スマートフォンのアプリによって、歩数や運動量、健康行動の記録ができ、歩数目標や活動目標を達成すると Healthpoints(健康ポイント) が付与されます。貯まったポイントは公式のバウチャーや商品券と交換できる仕組みになっており、日々の歩行や健康行動が「成果として評価される」形になっています。

もう1つは、各地域ごとに設置されている CDC(Community Development Council:コミュニティ開発評議会) による施策で、代表例が「Walking Trails @ CDC」です。CDCは政府が設置した公的な組織として、地域住民の健康支援や生活環境づくりを担っています。Walking Trails は、街の中に安全で歩きやすいルートを提示し、コースのチェックポイントをすべてクリアすることで RedeemSG という公式バウチャーが獲得できる報酬制度が付帯しています。

例えば、複数のルートをクリアすることで合計で数十シンガポールドル相当の報酬が受け取れるようになっており、単なる散歩マップではなく、歩行行動に報酬を与える仕組みになっています。
どちらも歩行を日常生活の中で続けやすくするための工夫であり、「歩けば報酬と健康が手に入る」という意識を後押しする役割を果たしています。

シンガポール以外の地域での取り組み

歩数計やスマホアプリで歩数を記録し、ポイントを貯めて健康づくりに取り組む仕組みで、ウォーキングを生活習慣に取り入れるきっかけ作りとして注目されています。

歩くことを推進する施策を行なっているのは、シンガポールだけではありません。
日本国内でもいくつかの自治体がこうしたプログラムに取り組んでいます。その中から横浜市を例に挙げると、市民向けに「よこはまウォーキングポイント」という健康づくり施策を展開しています。歩数計やスマホアプリで歩数を記録し、ポイントを貯めて健康づくりに取り組む仕組みで、ウォーキングを生活習慣に取り入れるきっかけ作りとして注目されています。

韓国・ソウル市では「Wrist Doctor 9988」という健康アプリを通じて、1日8,000歩以上歩くなどの行動でポイントを獲得し、電子マネー(Seoul Pay)として使える制度が継続的に実施され、270万人以上が参加しています。歩数目標や健康活動の達成によりポイントが付与され、日常生活で使える価値として還元されているのが特徴です。

さらに、英国でも政府の健康戦略の一環として、歩数や食生活などの健康行動にポイントや報酬を付与する方式のパイロット・プログラム(Better Health: Rewards)が試験的に運用されました。参加者は健康行動を促すデジタルアプリを通じてポイントを獲得し、商品券や割引などの報酬に交換できる仕組みを検証しています。

ウォーキングのダイエット効果

有酸素運動の代表格であるウォーキングは、体脂肪のエネルギー利用を促しやすい運動量帯を作り出します。

手軽にできる運動No.1ともいえるウォーキングは、続けることで健康・ダイエット効果があります。以下はその代表的なメリットです。

①基礎代謝の向上に寄与
歩行によって活動量が増えると筋肉が刺激され、全身の血流が良くなり代謝が高まります。特に、下肢の大きな筋肉を使うことで日常のエネルギー消費を増やすことに繋がります。

②脂肪燃焼の促進
有酸素運動の代表格であるウォーキングは、体脂肪のエネルギー利用を促しやすい運動量帯を作り出します。安静時よりも多くのカロリーを消費するだけでなく、継続的な活動によって脂肪燃焼をサポートします。

③食後血糖値の低下
食後にウォーキングをすることで、食後血糖値を下げる効果があります。これは肥満や糖尿病リスク低減にも繋がります。遅くても食後1時間以内には体を動かすと良いでしょう。

④メンタル面の改善
ウォーキングはストレス軽減や気分の改善にも効果的で、運動継続のモチベーション維持に繋がるとされています。心身両面の健康改善が期待できるのもウォーキングの魅力です。

歩数より大事なのがスピード

持続的な速歩は歩行だけでなく、持久力や呼吸循環機能にも良い影響を与えます。

ダイエットや健康効果を高めたいなら、ただ歩くだけでなく「速歩(早歩き)」を意識することも重要なポイントです。速歩とは、通常の散歩より一段階速いペースで歩くこと。
・やや息が弾む程度の速度で歩く
・会話ができる程度の速度を保つ
・心拍数が上昇し、運動していると感じられる強度
これらを実践することで運動強度が上がり、以下のようなメリットがあります。

⚫︎有酸素運動の効率アップ
速歩は軽い散歩よりもエネルギー消費が多く、心肺機能への刺激も強くなります。

⚫︎脂肪燃焼効果の向上
有酸素運動の場合、運動強度が上がるほど、脂肪燃焼効率がアップします。速歩はその典型例です。

⚫︎持久力と心肺機能の改善
持続的な速歩は歩行だけでなく、持久力や呼吸循環機能にも良い影響を与えます。

<継続のコツ>
・時間よりも強度を意識
例えば、30分ゆっくり歩くより、20分の速歩の方がダイエット面では効率が上がります。

・日常の行動に組み込む
運動の時間を作るよりも、通勤・買い物・休憩時間など日常生活の中で歩くようにすることで、歩く習慣が定着します。

・SNSやアプリで記録する
歩数や速歩時間を可視化することで、継続意欲が高まります。

関連記事
CDC https://www.cdc.gov.sg/walking-trails-cdc/
GovTech Singapore https://www.tech.gov.sg/products-and-services/for-citizens/health/healthy-365/
横浜市 https://enjoy-walking.city.yokohama.lg.jp/walkingpoint/
SEOUL METROPOLITAN GOVERNMENT https://english.seoul.go.kr/seoul-policy-archive/wrist-doctor-9988/
GOV. UK https://www.gov.uk/government/news/new-pilot-to-help-people-eat-better-and-exercise-more?utm

今回のまとめ

ウォーキングは、体重管理・代謝向上・メンタル改善といった多面的な健康効果を持つ、取り組みやすい運動です。
政府や自治体が歩くことを奨励し報酬を与えるのは、こうした日常生活の中での小さな行動変容を積み重ねることで、長期的な健康改善を期待しているためです。
単純な歩数カウントだけでなく、スピードや習慣化を意識することで、より高いダイエット効果が期待できます。
文字通り、小さな一歩をコツコツ積み上げることが、やがて大きな健康成果に繋がるでしょう。

Category : 海外 / 雑学/健康・ダイエット

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