サラダが太る原因に?高カロリーなドレッシングランキング
美容や健康のために、サラダは毎日の食事に取り入れたいメニューです。新鮮な野菜にはビタミンやミネラル、そしてダイエットに欠かせない食物繊維がたっぷり含まれ、ヘルシーな食事メニューというイメージを多くの人が持っています。しかしサラダがヘルシーとはいっても、ただ大量に食べればダイエットや健康に良いというわけではありません。実は、サラダのヘルシーさを左右する大きな要因のひとつがドレッシングです。どんなに野菜たっぷりのサラダでも、ドレッシングによってはその健康効果が相殺されるばかりか、かえって体重増加の原因になることもあります。今回はドレッシングのカロリーランキングを紹介します。
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高カロリーなドレッシングランキング
サラダには市販のドレッシングをかけることが多いと思いますが、選ぶ商品によっては驚きのカロリーであることも!サラダの具材となる野菜をたとえ低カロリー・低糖質のものを選んだとしても、高カロリーなドレッシングをたっぷりかけてしまうと、ダイエットどころか逆に太ってしまう可能性すらあるのです。
ここでは、特に注意すべき高カロリーなドレッシングをランキング形式でご紹介します。
大さじ1杯(約15g)当たりのカロリー(エネルギー)で比較し、高カロリー順となっています。カロリーや脂肪の量はメーカーにより誤差がありますがおおよその傾向は同じです。
1位:シーザーサラダドレッシング 68kcal 脂肪7.0g
クリーミーで濃厚なシーザーサラダドレッシングは、チーズ、卵黄、油がたっぷり使われています。シーザーサラダはボリューム感があり人気のサラダですが、これを日常的に摂取するのはカロリー的にはハイリスク。
2位:コブサラダドレッシング 64kcal 脂肪6.4g
クリーミーさとさまざまなスパイスの風味が感じられるコブサラダドレッシングは、アボカドや茹で卵に合うことで近年人気があります。たっぷりかけるとおいしいですが、脂肪が多いので要注意です。
3位:ごまドレッシング 59kcal 脂肪5.4g
日本で人気のごまドレッシングは、香ばしいごまの濃厚な風味が楽しめる反面、脂肪だけでなく糖質も他のドレッシングより多いです。豚しゃぶサラダやサラダうどんなどに合いますが、糖質と脂肪の量には気を付けたいところ。
4位 サウザンアイランドドレッシング 49kcal 脂肪4.6g
濃厚ながら甘酸っぱい風味でそこまで重さを感じないかもしれませんが、脂肪・糖質ともに高めです。サウザンアイランドドレッシングと好相性な野菜は、じゃがいもやかぼちゃといった高糖質な野菜が多いので、その点でも注意しましょう。
5位:フレンチドレッシング 38kcal 脂肪3.7g
酸味の効いたフレンチドレッシングも、脂肪量は多いほうであり意外に高カロリーです。
脂肪を併記しているのは、ドレッシングのカロリーはほぼ脂肪の量と比例するためです。脂肪が多いクリーミーで濃厚なドレッシングほど、高カロリーになる傾向にあります。もしクリーミー系をどうしても選びたい場合は、その中でも比較的カロリーが低いフレンチドレッシングを選ぶと良いでしょう。
ダイエット中でも安心なドレッシングはどれ?
ドレッシングのカロリーはほぼ脂肪によるものです。つまり、ノンオイルドレッシングなら必然的に低カロリーということ。普段、シーザーサラダドレッシングやごまドレッシングなどこってりしたクリーミー系を好んで選んでしまう人にとっては、ノンオイルのものはかなりさっぱりしていると感じるので、初めは物足りないかもしれませんが徐々に慣れていきましょう。
参考:
ノンオイル和風ごま 9kcal 脂肪0.3g
ノンオイルゆずこしょう 8kcal 脂肪0.0g
ノンオイル青じそ8kcal 脂肪0.0g
ノンオイルドレッシングでは物足りない人は?
ノンオイルドレッシングはカロリーを気にする人にとって魅力的な選択肢ですが、味や満足感に欠けると感じる人も多いでしょう。そこで、味わいと満足感を保ちながらカロリーを抑える工夫をいくつか紹介します。
●ナッツを活用
ノンオイルドレッシングに不足しがちなコクを、ノンオイルローストのナッツをトッピングすることで補います。これにより、風味豊かなサラダが楽しめるだけでなく、ビタミンEなどの栄養価もアップします。
●ヨーグルトをベースに作る
無糖のヨーグルトをベースにしたドレッシングは、クリーミーさと低カロリーを両立できます。レモン汁やハーブを加えて、自家製のヘルシードレッシングを作ることもできます。
●ビネガーとスパイスを活用
酸味やスパイスの風味を使って、味のアクセントを加えるのも一つの手です。酢やマスタード、ハーブスパイスを活用して、オイルを使わずに満足感のあるドレッシングを作ることができます。
油の質にも注目
ドレッシングのカロリー源となっている脂肪ですが、体には適量が必要な成分でもあります。
摂取過多はもちろん太る原因にはなるものの、質の良い脂肪を適量摂ることは、美容や健康に大いに役立ちます。
大切なのは脂肪の質です。健康に良いオイルを選ぶことで、栄養価を高めながらカロリーをコントロールできます。
●オリーブオイル
オリーブオイルは、オレイン酸が豊富で健康オイルの代表格。抗酸化物質であるポリフェノールも含まれ、サラダに適した油です。
●アボカドオイル
アボカドオイルは、ビタミンEやカリウムが豊富で、肌や髪の健康にも良いとされています。また、煙点が高いため調理用にも適しています。
●フラックスシードオイル(亜麻仁油)
オメガ3脂肪酸を豊富に含むフラックスシードオイルは、炎症を抑える効果が期待でき、健康的な選択肢となります。ただし、加熱には適していないため、サラダに直接かけるなど生での使用がおすすめです。
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日本オリーブ協会 https://japan-olive.or.jp/about_oliveoil.html
e-ヘルスネット https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-03-015.html
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-031.html
今回のまとめ
サラダは一見ヘルシーな食事の選択肢に思えますが、ドレッシング次第でその健康度が大きく変わります。
特に、高カロリーなドレッシングを無意識に使ってしまうと、健康的な食事が逆効果になってしまうこともあります。
サラダをヘルシーに食べるには、ドレッシングの選び方を見直しカロリーや油の質にも注目することが大切です。
ノンオイルドレッシングや低カロリーの選択肢を上手に取り入れ、健康的な食生活を続けていきましょう。