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やせホルモン分泌効果が!?レモンダイエットの効果とは

レモンの成分は美容や健康にも良い効果をもたらします
レモンの成分は美容や健康にも良い効果をもたらします

秋冬が旬の国産レモン

秋になり暑さが和らぎ食欲は増加、そこへおいしい秋の味覚が加わるのだから、このシーズンは太りやすい時期といって間違いないでしょう。だからといってダイエットを諦めたくない!そんな人は、今が旬の国産レモンを取り入れてみてはいかがでしょう。
レモンは夏のイメージが強いものの、実は国産のものは秋から冬が旬です。外国産のレモンは年中出回っていますが、皮ごと使うなら安心・安全で味もおいしい旬の国産レモンをセレクトしたいところ。
レモンには食欲を抑える効果や、食べても太りにくい体質づくり、さらに美肌効果や病気に負けないコンディションづくりなど、美容や健康にも良いことばかり!レモンにはどのような効果があり、どのように取り入れればレモンの効果を享受できるのかを解説します。

【contents】

レモンの栄養素と美容・ダイエット効果

美肌を作るビタミンC

ビタミンCはコラーゲンの合成に必要で肌の弾力のもととなるほか、ストレスから体を守る働きをします

レモンの栄養素といえばビタミンCで知られているように、可食部100gあたり100mg、果汁100mlあたり50mgが含まれています。

これは食べられる部分や絞った果汁の量ですが、レモンまるごと1個の重量はおよそ120gで、それに含まれる果汁は40ml(30%)ほどです。よって、レモン1個あたりのビタミンCは20mgということになります。

ビタミンCはコラーゲンの合成に必要で肌の弾力のもととなるほか、ストレスから体を守る働きをします。抗酸化作用があり活性酸素を除去し、体の錆びつき予防にも効果があります。また、肌のシミやしわのケアや、傷や炎症の治りを良くする効果もあります。ビタミンCは水溶性で熱に弱い性質があるので、非加熱で食べるとより効果的に摂取できます。

むくみの解消に!カリウム

カリウムは余計な塩分を排出する作用があるので、むくみの解消効果があります

カリウムは体の塩分と水分のバランスを保ち余計な塩分を排出する作用があるので、むくみの解消効果があります。正常な血圧を保つ効果があることから、高血圧予防にも効果が期待できます。

血糖値の上昇を緩やかにし、脂肪の蓄積を阻止

最新の研究で、レモン果汁を食事前に摂ると、食後の血糖値の上昇を抑えることができるという結果が報告されました。

食事から摂取した糖質は体内に入ると分解されてブドウ糖になり、血液に入って血糖となります。食後に血糖値が上昇するとインスリンが分泌されて、ブドウ糖はエネルギー源として全身へ運ばれますが、使われずに余ったブドウ糖は中性脂肪となって体に蓄えられてしまいます。

血糖値の上昇が緩やかであれば、ブドウ糖が中性脂肪に変わるのを防ぐ効果があります。
レモンに含まれるクエン酸やポリフェノールの作用によるものだと考えられています。

やせホルモン活性化

脂肪を燃焼させる働きがある「アディポネクチン」というホルモンがあり、「やせホルモン」と言われています。レモンの摂取量が多い人ほどアディポネクチン濃度が高く、このホルモンの分泌量が多いと運動をしたのと同じ脂肪燃焼効果が得られるそうです。
アディポネクチンは肥満になるほど分泌が減り、特に内臓脂肪が多くなるほど分泌量が減ることが分かっています。

クエン酸が代謝をサポート

レモンには脂肪を燃焼させる働きがある「アディポネクチン」というホルモンがあり

クエン酸はレモンに含まれる酸味成分です。クエン酸は疲労物質である乳酸を分解する作用や、体のエネルギー代謝を行うために必要です。

これらは「クエン酸サイクル」と呼ばれ、これが潤滑に回っていないと糖質や脂質の代謝がスムーズに行われず、また乳酸が溜まるなど、やせにくくなったり疲れが取れなかったりといった症状が現れます。

クエン酸サイクルが潤滑になれば、エネルギーが効率よく消費されるようになります。つまり脂肪燃焼量があがり、太りにくくダイエットしやすい体になります。疲労感の解消にも効果的です。

リモネン

第7の栄養素と言われるフィトケミカル(微量栄養素)の1つである「リモネン」は、レモンのフレッシュな良い香りのもとになっている成分です。

アロマセラピーでは、かんきつ系の精油がダイエットに効果的とされており、これはリモネンが血行を促進させる作用や、交感神経を活性化させ脂肪を分解する働きがあるためです。
リラックス効果もあります。

レモンダイエットの方法

朝や食前・食中にホットレモンウォーター

レモンは肝機能を活発にさせ老廃物や有害物質のデトックスを促進してくれます

白湯にレモン汁を加えたホットレモンウォーターは、上記のレモンのダイエット効果が得られるほか、肝機能を活発にする作用があり、老廃物や有害物質のデトックスを促進してくれます。
内臓が温まり血流促進・胃腸の機能が良くなり、腸のぜん動運動も促進させてくれます。
朝の起き抜けや、食事の前、食事中に飲むと良いでしょう。

〈分量〉
レモン…1/2個 又は市販のレモン汁大さじ1
白湯 マグカップ1杯(180cc程度)

熱々のお湯ではなく、50~60度ほどの冷ましたお湯を使います。そこにレモンを絞るだけです。ビタミンCは熱に弱いですが、高い温度に長時間晒されなければ損失は多くはありません。
酸味が苦手な人は、はちみつを入れると飲みやすくなります。お好みでシナモンパウダーや生姜を入れれば、より体がポカポカし血の巡りが良くなります。
毎回レモンを絞る手間を省きたい場合は、保存料無添加のレモン果汁100%を使うと便利です。

皮ごとレモンウォーター

無農薬のレモンなら皮ごとレモンウォーターにして楽しめます

ワックスや防カビ剤不使用の国産レモンならではの使い方。無農薬のものならさらに安心です。
ミネラルウォーター又は浄水に、輪切りにしたレモンを入れて2~3時間冷蔵庫で寝かせるだけで簡単に作ることができます。作った後は冷蔵庫で保存し、1日以内には飲みきるようにしましょう。一度に大量に作るのではなく、飲み切れる分量だけを作るようにします。

ほんのり香りや味が付くので水だけを飲むよりも飲みやすくなり、ダイエット中に必要な「水をたくさん飲む」ということを無理なくおいしく叶えてくれ、もちろんレモンの有効成分も摂取することができます。
水1Lにレモン1個が目安です。

レモンドレッシング

〈分量〉
エクストラバージンオリーブオイル 大さじ2
レモン汁 大さじ2
砂糖 小さじ2
塩こしょう 少々
これらをよく混ぜるだけです。
生野菜や温野菜だけでなく、肉や魚にかけてもレモンの酸味がよく合います。
1度にたくさん作ってストックしておくと便利です。1週間を目安に使い切りましょう。

関連記事

日本食品標準成分表(文部科学省)
独立行政法人東京都健康長寿医療センター https://www.tmghig.jp/research/topics/201606/
糖化ストレス研究会 https://www.toukastress.jp/

今回のまとめ

揚げ物や焼き魚にそのまま絞るのも良いですし、寄せ鍋にたっぷりの輪切りレモンをトッピングした「レモン鍋」も秋冬ならではの使い方!
旬の国産レモンでダイエット促進しましょう。

Category : 雑学/健康・ダイエット

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