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テレワーク太り解消は朝の行動がキモ

テレワークに限らず専業主婦も同様に、こうしたライフスタイルはどうしても太りやすい環境なのです
テレワークに限らず専業主婦も同様に、こうしたライフスタイルはどうしても太りやすい環境なのです

テレワークによる在宅太りが急増

2020年春以降、テレワーク(在宅勤務)が一気に普及しました。
緊急事態宣言解除後は出社する人が増えてはいるものの、首都圏に限って言えばテレワーク率は約4割にも上ります(2020年8月)

テレワークにはメリット・デメリットの両方がありますが、多くの人を悩ませているのが「テレワーク太り(コロナ太り/在宅勤務太り)」です

通勤がなくなった、又は通勤回数が少ないなどにより運動量は激減、間食が増えたり他人の視線がなくなったりなど、いくつかの要因が重なって太る人が多いようです。
テレワークに限らず専業主婦も同様に、こうしたライフスタイルはどうしても太りやすい環境なのです。

在宅太りを解消するためにおすすめのダイエット法は、「朝の過ごし方」を少し変えてみることです。ほんの少しの行動によって、出てきたお腹を引き締め、きつくなった服を緩くすることができます。

【contents】

①毎朝起きたら朝日を浴びる

体内時計の機能は、朝起きて朝日を浴びることでリセットされ、正しく働くようになります

毎日通勤していた時は当たり前だったこの行動が、テレワークによって起床時間が日によってまちまちになってはいませんか?

人間の体には、日中に活動し夜間は眠るという体内時計(概日リズム/時計遺伝子)が備わっています。体内時計に沿った生活リズムにすることで、体が本来持っている機能を適切に働かせることができます。反対にいえば、体内時計が乱れると体は十分に力を発揮することができず、ホルモンの分泌が乱れ太りやすい体になってしまいます。

体内時計の機能は、朝起きて朝日を浴びることでリセットされ、正しく働くようになります。

通勤があれば、移動時に自然と朝日を浴びることができますが、テレワークでは起きてから一度も朝日を浴びずに仕事を始めることがほとんどです。起きる時間が遅くなったという人も多いと思います。

ベランダで15分ほどでも良いので、朝日を浴びることを習慣にしてみましょう。ダイエット面だけでなく心の安定にも効果があります。

②朝食を取る

朝食を取ることは、体を温め代謝を上げる作用があるほか、体内時計をリセットしリズムを整えます

朝食を取ることは、体を温め代謝を上げる作用があるほか、体内時計をリセットしリズムを整え、体を目覚めさせ臓器の働きやホルモン分泌などが適切に行われるようになる作用があります。

朝食を取らなかった場合、前日の夕食から当日の昼食までエネルギーが入ってこない時間がかなり空くことになります。食事と食事との時間が長く空いてしまうと人間の体は危機を感じ、次の食事の際に摂取したエネルギーを体に蓄積しようとする性質があるため、体脂肪になりやすいのです。

洋食よりも和食のほうがダイエット向きで、野菜やきのこ、海藻など具がたっぷりの汁物に納豆、玄米や雑穀米などだけでも良いでしょう。食欲がなければフルーツやヨーグルトなどの軽いものをセレクトしてください。避けたいのは、おにぎりだけ、パンだけ、といった糖質だけを摂ること。せめてカップスープやカップみそ汁など、温かい汁物も付けましょう。

③朝食後は軽い運動を行う

食後体を動かすことで全身に血液が行き渡り、消化吸収の速度を遅くすることや血糖をエネルギーとして消費することができます

食べたものを体脂肪に変えないためには、血糖値を急上昇させないこと。そしてもう一つ重要なのが、上がった食後血糖値を下げることです。食後血糖値は自分で下げることができるのです。そのために有効なのは運動です。

テレワークでなければ、朝食後に通勤のため歩くことが日々のルーティーンだったかもしれませんが、家で仕事となると朝食後はたいして動くこともなく仕事をすることになってしまいます。これでは血糖値が上がったままです。

食後30分~1時間ほど経つと、食べたものが消化吸収され血糖値が上昇していきます。その時間に合わせて体を動かすことで全身に血液が行き渡り、消化吸収の速度を遅くすることや血糖をエネルギーとして消費することができ、血糖値を下げることができるのです。

最新の研究では、食後なるべく早め(15分後程度)に体を動かすことで、血糖値の上昇を抑える効果が高くなるとされています。食べた直後に激しい運動や入浴をすると、消化不良を起こしてしまうこともありますので、食後すぐにはNGです。ただし、遅くても食後1時間以内には体を動かすと良いでしょう。

体を動かすといっても本格的な運動でなくても良く、家事、ウォーキング、階段の昇り降り、ストレッチなどの軽い運動で構いません。運動を行う時間の目安は最低10分、できれば20分です。
ウォーキングであれば①の「朝日を浴びる」もクリアすることができるので、特におすすめです。近所を1周するだけでも、体内時計のリセットと食後血糖値のコントロールの両立が叶います。

参考
カオナビHRテクノロジー総研 https://ri.kaonavi.jp/20200917/
e-ヘルスネット(厚生労働省)
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/heart/yk-039.html
AFP https://www.afpbb.com/articles/-/3011637

今回のまとめ

朝の行動にほんの少し変化をもたらすだけで、ダイエットにも心にも良い作用がたくさんあります。
朝起きて朝食を取り、朝日を浴びながらウォーキングをするというシンプルな方法なので、明日からでもトライできると思います。
ぜひお試しください。

Category : 雑学/健康・ダイエット

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