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海外セレブに人気!サートフードダイエットとはどんなもの?

サートフードダイエットは空腹感に苦しむことなくダイエットができる方法として大ブームになっているようです。
サートフードダイエットは空腹感に苦しむことなくダイエットができる方法として大ブームになっているようです。

セレブがやせたダイエット法

イギリスで火がつき、数々の海外セレブがダイエットに成功したことで話題の「サートフードダイエット」。筋肉を落とすことなく、しかも空腹感に苦しむことなくダイエットができる方法として大ブームになっているようです。
サートフードを食べるだけというこのダイエット法。果たしてサートフードとは何なのか、どう食べればダイエットに有効なのか、メソッドそして効果のほどはいかに?

【contents】

サートフードダイエットとはどんなもの?

サートフードダイエットはオリーブオイルをはじめ多くの野菜が含まれます

サートフードダイエットで積極的に食べることが推奨されている「サートフード」とは、やせる遺伝子・長寿遺伝子とも称されることがある「サーチュイン遺伝子」を活性化させる働きがある食品のこと。

サートフードダイエットの考案者であるイギリスの栄養学の研究者、エイダン・ゴギンス氏とグレン・マッテン氏によると、サーチュイン遺伝子が活性化することで脂肪燃焼が促進され、さらに細胞の若返り作用もあるため、やせやすい体になることができると言います。

サーチュイン遺伝子の働きをオンにしてくれるというサートフードには、どのような食品があるのでしょうか。

同氏らによる特におすすめの食品は、以下のものが挙げられています。

①エキストラバージンオリーブオイル ②ケッパー(ケイパー) ③赤たまねぎ ④パセリ ⑤ケール ⑥りんご ⑦いちご ⑧くるみ ⑨デーツ ⑩赤チコリ(キク科の野菜) ⑪ラベージ(ハーブ) ⑫ルッコラ ⑬セロリ ⑭蕎麦 ⑮ターメリック ⑯大豆 ⑰緑茶 ⑱ココア(ダークチョコレート) ⑲コーヒー ⑳赤ワイン

サートフードダイエットの実践方法

サートフードダイエットはグリーンスムージーを使います

サートフードダイエット考案者のゴギンス氏とマッテン氏が推奨する方法では、ダイエットを3つの期間に分けて行い、トータルで3週間と、ごく短期間で減量するというもの。

まず最初の7日間では、摂取カロリーを大きく制限します。

①1~3日目まではサートフードを使ったグリーンスムージーを1日に3回、そしてサートフードをメインにした食事を1回摂ります。1日のトータル摂取カロリーは1000キロカロリー以内に収めるようにするという、かなりハードなもの。

②4~7日目は、サートフードを使ったグリーンスムージーを1日2回、食事を2回。1日の摂取カロリーは1500キロカロリー以内にすること。

③そして8~21日目は、7日目までのカロリー制限で落とした体重を維持することを目的とし、サートフードをメインにした食事を1日3回、それに加えグリーンジュースを1回摂取。カロリー制限はありません。もしお腹が空いたら間食にサートフードを食べてもOK。

この3つのプロセスにより、1週間で約3.2kgの減量が期待できるとのことです。
この量の食事とグリーンジュースだけでお腹が満たされるとは思えない印象ですが、サートフードダイエットを実践した人たちによると、食事の量は案外多く、空腹に苦しむことはないとのこと。

サートフードダイエットの問題点

サートフードは抗酸化作用の強いポリフェノールが含まれていることが共通です

サートフードに挙げられている食品は、確かに栄養価の高いものばかりです。
共通しているのは、抗酸化作用の強いポリフェノールが含まれていること。赤ワインポリフェノールや緑茶カテキン、大豆イソフラボンなど、どれも聞いたことがあるのではないでしょうか。

しかし1日1,000~1,500キロカロリーの制限では十分な栄養素を摂取することできず、体が適切に機能しなくなる可能性があります。体重が落ちても肌や唇はうるおいが失われカサカサにになり、代謝や筋力、体力の低下も招きます。とりわけ代謝と筋肉量の低下はやせにくい体になるということを意味しますので、ダイエット終了後にも悪影響を及ぼします。

サーチュイン遺伝子自体が研究段階

サーチュイン遺伝子自体がまだ研究段階にあります

サートフードによって活性化されると言われる「サーチュイン遺伝子」は、まだ研究段階です。そしてサーチュイン遺伝子についての研究内容は、主に老化の抑制と寿命を延ばすことについて。人を対象とした臨床試験も進められてはいるものの、現在のところは動物実験のデータがメインとなっています。海外の研究では、サーチュイン遺伝子に老化抑制や長寿の効果はないとする説もあり、そのためサートフードダイエットについて疑問視している専門家もいます。

また、摂取カロリーの制限を行えばサートフードでなくても体重は減少するでしょう。
ダイエット面での効果のほどは何とも言えませんが、ポリフェノールが豊富なサートフードを食事に取り入れること自体は体にとって悪いことではありません。日頃から意識的に取り入れることで、ヘルシーな食生活が送れることは間違いないでしょう。

関連記事
sirtfood http://www.thesirtfooddiet.com/
NHK https://www6.nhk.or.jp/special/detail/index.html?aid=20110612
AFP https://www.afpbb.com/articles/-/2830584
健康長寿ネット https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/shokuhin-seibun/polyphenol.html

今回のまとめ

栄養バランスを無視したカロリー制限は、たとえ体重が落ちても健康が損なわれてしまいます。
「すぐに簡単にやせられそう」なダイエット法に安易に飛びつくことはおすすめできません。
栄養素をまんべんなく摂ることが、ダイエットにも美容にも健康にも王道の方法です。

Category : 海外 / 雑学/健康・ダイエット

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