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体温は高い方がダイエットに成功しやすい!平熱を上げるポイント

ダイエットと体温の関係について解説します。
ダイエットと体温の関係について解説します。

風邪などで発熱し、体重が減った経験は誰しもあるはず。病み上がりに体重計に乗り「やせてる!」と喜びつつもそれはほんの束の間で、少し経てば元通りになることがほとんど。でも熱が出るとやせるのはなぜなのでしょう?ダイエットと体温の関係について解説します。

【contents】

発熱でやせるのはなぜ?

平熱よりも体温を上げて維持するため、体内のエネルギーを多く消費します。

熱が出て体重が減る理由にはいくつか考えられますが、これはあくまでも一時的なこと。熱が下がり通常の食事や十分な休息によってエネルギーが補給されれればと、通常は元の体重に戻ります。発熱すると体重が減る主な理由は以下の点が挙げられます。

●脱水
発熱によって体温が上昇すると、発汗や呼吸などにより水分が失われやすくなります。脱水は一時的な体重減少を引き起こします。
●食欲減退
熱や発熱の症状が続くと、食欲が低下することはよくあります。不足した栄養やエネルギーが補給されないため、体重が減少します。
●代謝の増加
平熱よりも体温を上げて維持するため、体内のエネルギーを多く消費します。これにより、脂肪や糖質などがエネルギー源として利用され、体重が減少します。
●筋肉の分解
熱や発熱が続くと、体がエネルギー源を求めて脂肪や糖質だけでなくタンパク質の筋肉も分解しやすくなります。これが一時的な体重減少につながります。
●炎症反応
発熱は体の炎症反応の一環として起こります。これが免疫系の活性化を促し、エネルギーの増加と消費を引き起こします。

平熱35度台は要注意

「冷えは万病の元」と昔から言われているように、平熱が低いと体に不調が現れやすくなります。

体温が上がると体重は減りますが、反対に平熱が35度台などと低いと、ダイエットをしても効果が出にくい可能性があります。
またやせにくいだけでなく、風邪をひきやすい、手の指先や足のつま先が冷える、疲れやすい、生理痛が重いなどの症状が出るのも平熱が低い人にありがちな特徴です。「冷えは万病の元」と昔から言われているように、平熱が低いと体に不調が現れやすくなります。

ベストな平熱は何度?

2009年の調査によると、日本人の平均体温は36.14度と言われています。一方、1957年の調査では36.89度が平均体温だったそうです。
平熱の低い人が昔に比べて増えてきており、今や「生活習慣病」と言っても過言ではありません。
一日の中で体温は1度ほど上下しますが、36.6〜37度が体内酵素の最も活発に働く体温と考えられています。平熱の低い人にとって37度は微熱に感じることもありますが、人間として本来の機能を効率的に保つには、この体温が最適とされています。

平熱が低いとやせにくい

体温が高ければ基礎代謝は高くなり、その反対に体温が低いとは基礎代謝はそれに伴い低くなります。

体温を維持することと基礎代謝には密接な関係があり、体温を高く保とうとすると体はそれだけエネルギーを作り出す必要があります。
体温が高ければ基礎代謝は高くなり、その反対に体温が低いとは基礎代謝はそれに伴い低くなります。
基礎代謝は内臓や脳、血液循環など、体を維持するために自動的に使われるエネルギーです。運動をしなくてもエネルギーが消費されるので、基礎代謝が高いほどやせやすいのです。

低い平熱の原因は、筋力不足、栄養の偏り、ストレスなどがありますが、これらを改善することで平熱を上げることができます。

平熱を上げる方法

体を温める作用のある食品、血行を良くする食品を選び、温かい料理を食べることも大切です。

●筋力をつける
乗り物や家電などにより、昔に比べ現代では運動量の低下に伴い筋肉量も減ってきています。実際、現代人に体温が低い人が多い理由に、主にこのことが挙げられます。
運動で筋肉を動かすことで代謝が良くなり、体の中では熱が産生されやすくなります。筋肉を動かすことで体の末端まで血液が循環しますので、末端冷え性の人は日常的に体を動かすようにすると良いでしょう。
ジム通いやランニングなど、特別な運動をする必要はありません。毎日なるべく多く歩き、その際は大股で早歩き、エレベーターやエスカレーターをなるべく使わず階段を上る、テレビを見るときにはストレッチやスクワットをしながらなど、まずは生活の中でできることを実行してみてください。

●体を温める食べ物・飲み物を取り入れる
冷たい食べ物・飲み物の摂取量が多いことや、食事量が少ない、不規則な生活で食生活が乱れがちなど、これらは低い平熱の原因となり、やせるどころか肥満の原因にもなり得ます。
実は食事をするだけでも熱は生まれます。食後に体が温まることは経験上ご存知だと思いますが、これは食べた物を消化する際に熱が発生する、「食事誘発性熱産生(DIT)」と呼ばれる現象です。
そして、体を温める作用のある食品、血行を良くする食品を選び、温かい料理を食べることも大切です。特に、熱を産生する筋肉を作る元となるタンパク質(魚・肉・卵)や、血液を作る鉄(レバー、赤身肉、貝類、小松菜など)は、毎日適量を摂るようにしましょう。

【体を温める食べ物】
野菜 → ねぎ、しょうが、にんにく、れんこん、ごぼう、にんじんなど
色の濃いもの → 小豆、紅茶、赤ワイン、黒ゴマ、黒豆、玄米など
動物性食品 → ヒレやももなど赤身の部位の肉、レバー、鮭、いわし、チーズなど

リラックスして副交感神経が高まりますので、体を温める相乗効果が得られます。

●ストレスの緩和
体温調整には自律神経とホルモンが大きく関わっています。これらのバランスを崩すのは、やはりストレスです。
自律神経には、交感神経と副交感神経があり、前者は日中など活発に活動している時に優位になり、後者は夜やリラックスしている時に働く神経です。強いストレスを受けるとこれらのバランスが崩れ、血流の悪化や、体内酵素が活発に働かなくなるなど、平熱の低化に繋がります。
また、睡眠不足や不規則な生活も、自律神経のバランスを崩す原因になります。ストレスの緩和と体を温めることの両方に有効なのは、腹式呼吸、ゆっくり湯船に浸かることや、温かいハーブティーを飲むなどです。毎日の習慣にすることを意識してみてください。

●物理的に体を温める
シャワーだけで済ませずに、温かいお風呂にゆっくり浸かり体を芯から温めましょう。リラックスして副交感神経が高まりますので、体を温める相乗効果が得られます。
薄着は厳禁、女性はスカートよりもパンツスタイルのほうが平熱アップには有効です。
スカート派の人は、厚手のタイツやオーバーパンツを利用するのも良いでしょう。在宅時や就寝時には腹巻をつけるのも効果的です。

参考サイト
テルモ体温研究所 https://www.terumo-taion.jp/health/temperature/01.html
女性の健康推進室 ヘルスケアラボ http://w-health.jp/

今回のまとめ

体温によってやせやすかったり太りやすかったりと、大きく関係しています。
低い平熱はダイエットや健康だけでなく、肌のコンディションにまで影響します。
生活習慣を少しずつ変えて、平熱アップを目指しましょう!

Category : 雑学/健康・ダイエット

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