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ファットバーンゾーンで脂肪燃焼を最大化!有酸素運動の効果的な方法

効率的に脂肪を燃焼させるためには、ただ運動するだけでなく、適切な心拍数を維持することが有効なのです。
効率的に脂肪を燃焼させるためには、ただ運動するだけでなく、適切な心拍数を維持することが有効なのです。

「やせたい!」と思って運動を始めたけれど、思うように体脂肪が減らない…というのはよくある話です。効率的に脂肪を燃焼させるためには、ただ運動するだけでなく、適切な心拍数を維持することが有効なのです。この適切な心拍数のことを「ファットバーンゾーン(脂肪燃焼ゾーン)」といい、これを維持しながら運動をすることで、脂肪燃焼を促進させることができます。今回は、ファットバーンゾーンの計算方法や具体的な活用方法、注意点まで解説します。正しい知識を身につけ、余分な体脂肪を燃焼させましょう!

【contents】

ファットバーンゾーンとは?

ファットバーンゾーン(fat burn zone)とは、脂肪がエネルギー源として最も効率的に利用される心拍数の範囲を指します。これは通常、最大心拍数の約50〜70%にあたる心拍数です。この範囲では、運動中のエネルギー消費において脂肪がエネルギー源として利用される割合が高くなります。一方で心拍数がそれ以上高くなると、エネルギー源として使われるのは糖質の割合が増加する傾向があります。
脂肪燃焼を目的とした運動では、息切れするほどの激しすぎる運動ではなく、適度な強度の有酸素運動を継続することが鍵となります。

ファットバーンゾーンの計算方法

心拍数がそれ以上高くなると、エネルギー源として使われるのは糖質の割合が増加する傾向があります。

心拍数とエネルギー源の関係性は、低〜中強度の運動(最大心拍数の50〜70%程度)では、エネルギー源として脂肪が優先的に使われますが、運動強度が高くなる(70%以上)と、体はよりスピーディーにエネルギーを供給することのできる糖質に頼るようになります。このため、脂肪を効率よく燃焼させたい場合は、ファットバーンゾーンに心拍数を調整することが大切です。
自分のファットバーンゾーンの心拍数を求めるには、以下の計算を行います。
・最大心拍数 = 220 ー 年齢
例:40歳の場合
・220 − 40(年齢) = 180(回/分 最大心拍数)
これをもとに、ファットバーンゾーンの範囲を計算を行います。
・下限:最大心拍数 × 0.5
・上限:最大心拍数 × 0.7
例:40歳の場合
・下限 = 180 × 0.5 = 90回/分
・上限 = 180 × 0.7 = 126回/分
この例では、心拍数90〜126 回/分がファットバーンゾーンとなります。

上記が基本的な計算方法になります。しかし運動の習慣がある人とない人とでは、体力レベルや安静時心拍数が異なるので、その点を加味するなら「カルボーネン法」を用いるのが効果的です。この方法では、年齢、安静時心拍数、目標運動強度の3つの要素を用いて、適切な心拍数を計算します。

運動中の心拍数をモニタリングするためには、心拍計付きのスマートウォッチやフィットネスアプリの活用がおすすめです。

具体的な計算方法は以下の通りです。

まず最大心拍数を「220−年齢」で求めます。そこから安静時心拍数を差し引き、その値に目標運動強度(例えば60%なら0.6)を掛けます。そこに安静時心拍数を加えることで目標心拍数が算出されます。
例:40歳、安静時心拍数80回/分、最大心拍数の60%に設定し試算
(220−40−80)×0.6+80=140回/分
この計算により、同じ年齢でも体力レベルや安静時心拍数に応じた目標値が得られるため、個々に適した運動強度を設定することが可能になります。

安静時心拍数は、起床直後など体が完全に休んでいる状態で測定します。一般的に、運動習慣がある人は心拍数が低くなる傾向があります。このデータをもとに計算することで、脂肪燃焼や心肺機能向上を効率的に目指すことができます。ただし、体調や環境によって心拍数が変動する場合もあるため、定期的に数値を見直すことをおすすめします。

運動中の心拍数をモニタリングするためには、心拍計付きのスマートウォッチやフィットネスアプリの活用がおすすめです。
体の感覚でもおおよその心拍数を予測することは可能です。鼻か口のどちらで呼吸をしているかで判断します。無理なく鼻呼吸ができるのであれば最大心拍数の50〜65%、 なんとか鼻呼吸を維持できる程度は65〜75%、鼻呼吸に加え口呼吸もしないと苦しくなる程度であれば75%以上の負荷が掛かっていると考えられます。

効果的な有酸素運動の種類

心拍数がファットバーンゾーンから外れないように、軽い運動(ウォーキング)と中強度の運動(ジョギング)を交互に行うインターバルトレーニングも有効。

ファットバーンゾーンを意識した運動では、以下の有酸素運動がおすすめです。
・ウォーキング:速歩きで心拍数を維持。20分ごとに心拍数を確認し、スピードを調整する。
・ジョギング:ゆっくりと一定のペースで走る
・サイクリング:平坦な道で一定速度を保つ
・ダンスエクササイズ:楽しく心拍数を上げる
これらの運動を週3〜5回の頻度で行うと、脂肪燃焼効果が高まります。1回の運動時間は最低10分、できれば20分以上を目標にしましょう。

実際にファットバーンゾーンを維持しながら運動するには、以下の方法を試してみてください。
・運動中は10分ごとに心拍数を確認し、スピードを調整する。
・心拍数がファットバーンゾーンから外れないように、軽い運動(ウォーキング)と中強度の運動(ジョギング)を交互に行うインターバルトレーニングも有効。
・スマートウォッチを活用し、リアルタイムで確認しながら運動強度を調整。
ポイントは、心拍数が低すぎても高すぎてもいけないということです。息が軽く上がりつつ、会話が可能な程度の強度を意識しましょう。

ファットバーンゾーンを用いた運動時の注意点

運動中の脱水を防ぐため、こまめに水を飲む習慣をつけましょう。

●無理をしない
急に運動を始めると、関節や筋肉に負担がかかる可能性があります。自分の体力に合った強度からスタートしましょう。
●定期的な水分補給
運動中の脱水を防ぐため、こまめに水を飲む習慣をつけましょう。
●休息を取る
過度な運動は筋肉疲労を引き起こすため、適度な休息を取り入れることが重要です。

関連記事
日経Gooday https://www.nikkei.com/nstyle-article/DGXMZO65802180U0A101C2000000/
e-ヘルスネット https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/exercise/s-02-001.html
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/exercise/s-05-002.html

今回のまとめ

ファットバーンゾーンは、脂肪燃焼を最大化するための重要な指標です。
適切な心拍数を維持しながら有酸素運動を行うことで、効率的に体脂肪を減らすことができます。
心拍数をモニタリングしながら、自分に合った有酸素運動を選択することがダイエット成功のポイントです。
運動だけでなく、食事や生活習慣の改善も並行して行い、健康的に理想の体型を手に入れましょう。
まずは1カ月間を目標に続けてみましょう!

Category : 雑学/健康・ダイエット

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