美肌とダイエットを両立!ビタミンC・Eを賢く摂取

美肌をキープしながら、健康的にダイエットも成功させたい。そんな理想を叶えるために、注目すべき栄養素がビタミンCとビタミンEです。
どちらも美容やエイジングケアに欠かせない成分ですが、ダイエット中は食事制限などで不足しやすいです。今回は、ビタミンC・ビタミンEがもたらす効果や、効率的な摂取方法について、わかりやすく解説していきます!
【contents】
ダイエット中の美肌をキープする栄養素

きれいにやせたいなら、カロリーだけでなく栄養バランスにも注意を払いながら、ビタミンC・Eを積極的に取り入れることが大切です。
ダイエットに取り組むとき、食事制限やカロリーを抑えることばかりに意識が向きがちですが、実はそれだけでは健康的にやせることはできません。食事制限を続けると栄養が不足し、分かりやすく現れる症状としては肌の乾燥・くすみ・ハリの低下など。体重が減ったとしても、美容面においてはマイナスの影響がすぐに出てしまいます。その状態では、せっかくダイエットでやせても、きれいになったとは言い難いかもしれません。
特に、抗酸化作用をもつビタミン類が不足すると、紫外線やストレスによるダメージを受けやすくなり、エイジングサインが加速するリスクもあります。
きれいにやせたいなら、カロリーだけでなく栄養バランスにも注意を払いながら、ビタミンC・Eを積極的に取り入れることが大切です。
ビタミンCの役割と美肌効果

ビタミンCは水溶性のため、体内にストックできず、尿と一緒に排出されやすいという特徴があります。そのため、毎日こまめに摂取することが重要です。
ビタミンCは、コラーゲンの生成をサポートする働きがあり、肌の弾力やハリを保つために欠かせない栄養素です。さらに、強力な抗酸化作用を持ち、紫外線やストレスによる酸化ダメージから肌細胞を守る役割も担っています。メラニン生成の抑制(美白効果)、免疫力のサポート、疲労回復の促進などのはたらきがあります。
ビタミンCは水溶性のため、体内にストックできず、尿と一緒に排出されやすいという特徴があります。そのため、毎日こまめに摂取することが重要です。
<ビタミンCを多く含む食材>
ピーマン、パプリカ、芽キャベツ、ブロッコリー、キウイフルーツ、イチゴ、柑橘類
加熱調理や保存によって壊れやすい性質があるため、生のままで食べたり、フルーツで取り入れたりするのがおすすめです。
ビタミンEの役割と美肌効果
一方、ビタミンEは脂溶性ビタミンで、脂質と一緒に摂ると吸収率が高まるため、調理の際に良質な油(オリーブオイルなど)を活用すると効率的です。
ビタミンEも、ビタミンC同様に強力な抗酸化作用を持ちます。体内で発生する活性酸素を除去し、細胞の老化を防ぐ働きがあるため、“若返りビタミン”とも呼ばれています。また、血行を促進し、肌細胞に必要な栄養や酸素をしっかり届けるサポートもしてくれます。ほかに、ホルモンバランスの調整、免疫力のサポートなどの作用があります。
<ビタミンEを多く含む食材>
アーモンドなどナッツ類、アボカド、かぼちゃ、鮭、オリーブオイル
ビタミンCとEはセットで摂取が理想的!

ビタミンCとEは一緒に摂ることで、より高い抗酸化作用が期待できるというわけです。
日本人の食事摂取基準(2025年版)では、ビタミンC、Eの1日あたりの摂取推奨量は以下の数値が設定されています。
ビタミンC:
成人男性:100mg/日
成人女性:100mg/日
※喫煙者は+35mgを推奨(酸化ストレスが高いため)
ビタミンE
成人男性:6.5mg/日
成人女性:6.0mg/日
実はビタミンCとビタミンEには相乗効果があることがわかっています。
ビタミンEが酸化してしまったとき、ビタミンCがそれを再生し、再び抗酸化力を発揮できるようサポートするのです。つまり、ビタミンCとEは一緒に摂ることで、より高い抗酸化作用が期待できるというわけです。例えば、サラダにアボカド(ビタミンE)とキウイ(ビタミンC)をトッピングする、焼き魚にレモンを絞る(鮭+レモン)など、ちょっとした工夫で、簡単にセット摂取ができます。
ダイエット中にビタミンC・Eを摂るコツ

グリーンスムージーにしてビタミンC・Eを補給するのがおすすめです。
1. 朝食にビタミン補給を習慣化する
朝食はエネルギー補給だけでなく、抗酸化ビタミンを摂る絶好のチャンス。
ヨーグルトにキウイやイチゴを加えたり、グリーンスムージーにしてビタミンC・Eを補給するのがおすすめです。
メニュー例:
・キウイ1個+アボカドトースト+豆乳
キウイ(1個・約100g) → ビタミンC 約70mg
アボカド(1/2個使用) → ビタミンE 約1.6mg
全粒粉パン(1枚)+オリーブオイル小さじ1 → ビタミンE 約2mg
豆乳(200ml) → ビタミンE 約1mg/たんぱく質も◎
2. ナッツをおやつ代わりに
間食では高カロリー・高脂肪・高糖質な甘いお菓子を控え、ナッツ類やフルーツを活用しましょう。どちらも食物繊維を含み、血糖値の急上昇も防げます。
メニュー例:
・アーモンド10粒+イチゴ5粒
アーモンド(10粒・約10g) → ビタミンE 約3mg
イチゴ(5粒・約70g) → ビタミンC 約40mg
3. 良質な脂質と組み合わせる
ビタミンEは脂溶性なので、アボカド、オリーブオイル、サーモンなど、良質な脂質と一緒に摂ると吸収率がアップします。
メニュー例:
・鮭のムニエル+かぼちゃの煮物+ピーマンとしめじの炒め物+雑穀ごはん
鮭(100g) → ビタミンE 約1mg
かぼちゃ(100g) → ビタミンE 約4.9mg
ピーマン(緑1/2個+赤1/2個) → ビタミンC 約80mg
雑穀ごはん → 食物繊維+ミネラル
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独立行政法人農畜産業振興機構 https://www.alic.go.jp/y-kanri/yagyomu03_000001_00040.html
食品成分データベース https://fooddb.mext.go.jp/
今回のまとめ
ダイエットは減らすだけではなく、必要なものをきちんと摂ることも同じくらい大切です。
特にビタミンCとビタミンEは、肌を守りエイジングケアをしながら、健康的なダイエットをサポートしてくれる心強い味方。
毎日の食事に少しずつ取り入れていけば、無理なく美と健康の両立が目指せます。
紫外線が強くなる季節やダイエット中など、体に負担がかかりやすい時期こそ、意識してビタミン補給をしましょう。